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悪童

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TEAM NACS (森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉 洋、音尾琢真)
脚本:古沢良太 演出:マギー  美術:松井るみ 音楽:NAOTO 舞台監督:津田光正、荒 智司

全国8ヶ所53ステージ、さらに全国の劇場67館でライブ・ビューイング上映され、TOTAL過去最大の9万人を動員。

市役所勤務の西崎(音尾)は取り壊しが決まった廃墟にいた。かつては「レジャーセンター竜宮」として町一番の遊興施設だったが、今や見る影もない。
外にはパトカーが続々集結してくる。この建物には、友人で中学時代に卓球部で一緒だった吉村(戸次)が立てこもっており、西崎は吉村を退去するよう説得するためやって来たのだった。
吉村は退去の条件として、元卓球部のメンバー全員を集めるよう要求していた。かくして、サラリーマンになった元部長の紺野(森崎)、投資会社を営む元副部長の巻光(安田)、画家になった江口(大泉)が廃墟を訪ねてくる。
だが、吉村は一向に立てこもった理由を明かそうとしない。当時のあだ名で呼び合う彼らはやがて昔話に花を咲かせるが、それぞれが持つ記憶の断片をつなぎ合わせていったとき、ある過去が顔をのぞかせる。



いやぁ、オモシロイ。 面白かった。 流石はNACS。 安心クオリティ。
どこかの某有名監督の某作品とかに比べたら700倍オモシロイ。
やっぱ予算は関係ねえな。 マジで。

と思いきや、今作は外部から脚本、演出を呼んでるんだってな。
へえ、そういうこともするんだ。
まあね、流石にメンバー5人とも忙しすぎだから、これはまあ必然だったのかもしれん。
そう言われると、確かにいつもよりお話も演出もが洗練されている気もする。
灰汁が抜けてスマートになった感じか。

ただ、この「灰汁」がTEAM NACSっぽさでもあったんだがな。
リーダー色というか、なんというか。

まあ、色んな造り方を試しているかもしれませんね。15作も作ってんだから。
だとしたら今回は正解だった思います。

たった5人で、同じ場所で繰り広げられる物語。 
まさにこれぞ芝居の醍醐味。誤摩化しがきかんからね。
演技が上手いのはもちろん、5人それぞれが個々のキャラを魅力的に演じている。
大したもんだよ。 いや本当。

よくまあ、ここまで立派になられて…。

因に脚本の古沢良太って「キサラギ」とか「探偵はBARにいる」書いてた人なんだな。
なんとなく、あぁ成る程ねって感じだ。

by jimi-hei | 2017-09-27 23:01 | 「 俺 芝居 」