「 逓信灯籠 」

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2017年 12月 14日

ブレードランナー2049

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まさかの続編ってことで、なんならスターウォーズよりネタバレが嫌でしたので
早々に観てきたわけですが、個人的には予想よりずっと良かったですね。

うん。

とにかくね、お話より何より一番危惧していた、前作のあの世界観をうまぁく踏襲してくれたことで
もう合格点でしょう。 みんなそうでしょう?
ドゥニ・ヴィルヌーヴさんは、そこらへんはかなり気を使ったのではないでしょうか。

あと音楽ね。
今作はみんな大好きヴァンゲリスではないので残念だという意見も結構聞いたが、
いやいやなんのその。 良かったですよ今作も。 イメージに合ってた。 うん。


でお話だが、前作の30年後。 なんだかこういうの多いね最近。
前作ラストで生き延びた2人がどうなってたかってことが一番のネタバレポイントですよね。
まあ、ハリソン・フォードが出演してるのにショーン・ヤングが出てねえって時点で
丸分かりなんですが。 実際もその通りでしたね。
予想外だったのは、まさか2人に子供がいたってこと。 レプリカントなのに。

あっ、あの前作で一番のワクワクポイントだった
「デッカードは人間なのかそれともレプリカントなのか?」ってヤツは
リドリー自身が「デッカードはレプリカントだ」って公の場で言ってるんで解決してます。

で、何故レプリカント同士で子供が造れるのか、その子供は何処にいるのか?ってところが重要ポイント。
所謂奇跡の子供だな。 SFにはよくあるテーマではある。
それがカリスマになって今後は、人間対レプリカントっって話になっていくんだろうなぁ。
うん。 とにかく続編が出る事は間違いないです。

なんだかリドリーは最近、人類とソレ以外の生物と神様ってのが多いね。
神(宇宙人)が人を造って、人がレプリカント(アンドロイド・人工知能)を造って、
で人はレプリカントにとって創造主足り得るのか?
また、それぞれに恋愛(補完?)関係は成り立つのかってな。
エイリアンもいつのまにかそんな話になってるし。
皆一緒。 いずれミックスされる気もしますよ。

で主人公のKですが、これが残念で可哀想で良かったですね。
ラストの雪のシーンは、個人的にはなんだか前作ラストのイメージと被って良かったです。
ああ、あと電脳彼女は完全に「her」の人工知能型OSサマンサでしたね。
これもなんだか切ない感じで良かったです。

まあ、何にしても個人的にはかなり良かった。
ただ、ちと長いかな。 全然もっと短く出来るし、そのほうがストーリーに動きが出たのにな。
リドリー絡みは最近長いんだよなぁ。


ああ、それとハリソンはいつものハリソンでした。 OK。



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# by jimi-hei | 2017-12-14 23:01 | 「 俺 映画 」 | Comments(0)
2017年 12月 10日

ツインピークス リターン

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「25年前に流行ったガムがまた流行り出す」ってんで、
いてもたってもいられなくて、そりゃあwowow加入しますわね。
始まるまでに前作も全部見直しますわね。
相当ドキドキして待ってましたよオレ。 久々ですこの感じ。

でもって、やっと観終わりました全18話。

うん。 アレだ。
長かった…。 うん。 永かった…。

ああぁ、うーーん、そうだなぁ、やはりこうなっちゃいましたかって感じかなぁ。
まあ、リンチ作品なんで何も間違っちゃいないんだけどなぁ。
ただ、もうちっとなぁアレがソレだったらなぁ。 だなぁ。


と言うわけで、上手く総括できそうにないので良かった点と悪かった点を
オレ的に書きますかね。 ネタバレ酷いけど。


【良かった点】
「映像的な面で基本的に前作の雰囲気は残っている」
相変わらずのリンチ映像だが、雰囲気は前作の臭いが残ってる。
だで画面見てツインピークスな感じになれる。(←全部ではない)
しかも高画質。ワイドだしとても綺麗。 
得意の静止画満載で赤い部屋も健在。 うん、ツインピークスです。


「前作の登場人物が結構出てる」
これはもうね、世界中のツインピークスファンが待ち望んでいたわけでして。
クーパーだけでなく、アイツらの25年後が見れただけで正直満足な所もあるのです。
アイツが保安官になってたり、あの馬鹿が社長になってたり、
アレとアレがハッピーエンドに落ち着いたりな。
しかもまさかのダイアン登場には、流石のオレもデッカい声出しちまいましたよ。
ローラもな、やっとな。 多分な。


「リンチ節炸裂映像の連発で毎回クラクラ出来る」
今作はなかなかショッキングな体験が出来ますよ。マジで。
ここまでシュールな「映像」を造れるのは、まあリンチ以外いないだろううな。
へたすりゃ1時間クラクラしっぱなしだ。シラフじゃいられないですよ。マジで。
シュールさで言ったら前作の倍以上の映像です。 映像体験です。


「音楽が良い」
流石のリンチ。 音楽のノリは相変わらすです。 
あのテーマソングから始まるだけで、もう気持ちは25年前と一緒になれる。
しかも今作は毎回最後にロードハウスに実際のミュージシャンが登場し
マジで1曲演奏し、歌う。 毎回だぜ。
凄くね? その時間の使い方。 他の誰が出来る? 許される?


おおまかに基本的にはこんなところかなぁ。
で次に


【悪かった点】
「映像的な面で今見ると結構古い」
これね、流石に25年経つと流石にツラいとこあるね。
良い味なんだけどな。
特に今作は舞台がツインピークスだけでなく、
ニューヨークやラスベガス、サウスダコタにモンタナと色んな街が出てくるで
場所が変わる度にノリが一度リセットされちまうもんで、世界に浸れない。
だで余計に気になっちまうんだよな。
前作見返してて思ったけど、今風のドラマに比べるとテンポもかなりスロー。
それをそのままやっちゃうから、なんか凄いことになってる。
10分経っても何も話が進んでないとかザラ。 
でもそれがリンチだしなぁ…。 とか脳内フォローが必要になる。


「前作の登場人物で出てないキャラがいる」
仕方ないんだけどね、でもハリーとドナがいないのはキツい。
あれからのクーパーの身の回りと、ローラの身の回りを表現するには絶対必要だった。
ここが今作の一番の問題点だったような気がするよ。
いくら他のキャラが出ても、この2人がいないことで前作との繋がりが希薄で
どこか他人事の世界に見えちまうんだな。 わざとそうしたのかもしれんがな。
あの事件の、あの出来事の回想が丸々存在しない感じ。
誰も何も思い出さないし、気にもしてない感じ。
正直寂しい感じがしましたね。
クーパーも、もちろん出演しているけど、本当のクーパー捜査官に会えるのはほぼ最後のほうだけだしな。 凄いよ。



「リンチ節炸裂映像の連発で毎回クラクラして疲れる」
所謂シュール全盛期の映像を、あれほどの長まわしでみせられるとなぁ。
毎回リンチの映像アート作品を見せられてる感じで、とても連ドラを見ている気にはなれん。
物語も続きが気になるような作りじゃないし。 本当シュール満開。 
これがリンチワールドなんだろうけど、連ドラでやるこっちゃないな。 正直ツラい。
本当、イレイザーヘッドのころから何も変わらんのねあのオッサン。
裕木奈江の扱いも凄かったなぁ。 ああ、もっと凄いのはデヴィッドボウイか。



てなところかなぁ。

しかし本当、毎週クラクラさせられましたよ。
とにかく、リンチ好きなら一度は見たほうが良いけど、
前作のノリを期待したら相当ぶっ飛ばされること間違いなしです。
登場人物の現在やブラックロッジの正体等ファンサービスも無いことはないが、
18話分の内容からしては微々たるもの。
純粋な続編としてはあまり盛り上がらんし、別の作品として捉えれば良い分けでもないしな。
非常に難しい作品です。

うーーーーん、とはいえリンチ71歳・フロスト64歳でこのパワーは凄いんだけどな。


オードリーのダンスは相変わらず素敵だったな。

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# by jimi-hei | 2017-12-10 23:57 | 「 俺 映画 」 | Comments(0)
2017年 11月 15日

プリンマラドーナ

まあったくクソ忙しいうえに体調も良かねえって、
やってられるかってんだよ、このフォッカチオ野郎!!
3週間前にひいた風邪が未だに治らねえってのは、どういうことだよ。

まぁぁったく冗談じゃねえ。
せめて取れる時は睡眠だけでもまともにとらなきゃと思ってたら
疲れ過ぎて寝てられねえ。朝5時に目が覚めちまう。
二度寝する体力が無え。 ただ横になってるだけ。 全然疲れがとれねえ。

たまらん。

脳みそがフワ付きそうだ。 
使ってねえのに左膝が痛み出したり、肋間神経痛がやまなかったり、
肩凝りを庇ってたら背中がおかしくなったりな。 なんだか内臓もおかしな様子だしよ。
寝起きがツライんだよバカヤロウ。気付いたら丸一日飯食ってなかったりな。

大丈夫かオレ。 これも歳か? 歳のせいなのか? オレが悪いのか?

風邪なら風邪で発熱して、熱がひいたら治るのがマナーだろうに、
微妙に熱が出ねえから何で調子が悪いのかがオレ読めねえ。 クソが。

「ブレードランナー」は面白かったな! オレ的にはな! 若い奴は別に見なくていい。
あと「君の名は」は面白くは無えな! 巷がはしゃぎ過ぎだバカヤロウ頭ひやせ!
フライはじめたんだが、大して行けないままシーズンオフって話だ。 忘れちまうわ。
なんでベイスターズは頑張れないんだよ! そこだろうに!
小池代表辞任爆笑だが、小池を選んではしゃいだ世間が馬鹿なんだから頭ひやせ! そして気付け!
キンドル買った。最高だ。 吉川英治が読み放題ってアンタ。 続きの文庫を持たなくて良い快感。
おいおい、結局ハロウィンっていつなんだよ。 今やれよ見てやるから。 やれよ。そこで。
マスコミってのは本当駄目だな。 商売だで仕方ねえかって優しく思ってやってたんだが、やはり駄目だ。
しっかし電車には座りたくて仕方ねえ意地汚ねえ女が多いな! ババアも餓鬼も。 太ってんだから立ってろよ。
寒いか暑いかハッキリしろよ。 具合悪くなるってんだよ!
希望の党爆笑。 希望の党爆笑。 希望の党爆笑。 希望の党爆笑。 希望の党爆笑。 希望の党爆笑。
気違いが人を殺して大騒ぎ。 自殺大国日本。 スマホ捨てたら少しだけ幸せになれるんじゃねえの。
電車の中ででっかいipadでゲームしてるオッサン。 ジャンプ読んでるオッサンと同じか? 違うのか?

世界中で同じ。 ニンゲンってのは折り返し地点に来てるんだよ。 気付けフォッカチオ野郎!!








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# by jimi-hei | 2017-11-15 23:29 | 「 その他 」 | Comments(0)
2017年 10月 12日

不思議の国の武道館と大きな稲穂の妖精たち 〜稲穂の日〜

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と言うわけで、またまたレキシLIVE。
前回の両国から、今度は武道館。
個人的にはえらい久しぶりの武道館。 何以来だ? 誰以来だ?

開演時間が早いから、もう大変だ。みんな一斉に開場に向かう。
九段下の駅廻りは必要以上に大混雑。暗いし混んでるし、非常につらい。
無心でなんとか入場し、はじめて手前の座席をみると、
これがまたビッツらのポジション。残念席。
2階席のステージの真横(下手)だぜ。 おいおい前回に引き続きこの仕打ちかよ。
ある意味ステージ自体は良く見えるんだが、全部横向き。
正面の姿を見たければ、手前の真上にあるモニターを首を必死に捻って見上げなきゃならん。

マイッタネ。イッタね。

ギターの彼がエフェクター踏む姿だけがやたらとクリアに見えたよ。
まあ、ライブ自体は相変わらずご機嫌だったから良いんだが。
相変わらずの流石なクオリティ。 歌も演奏も演出もトークも。
そしてバンドのメンバーの演奏力も。
しかも長い。 3時間以上はやってたか。 大したもんだよ。
これを見せてくれるんなら、そりゃぁ、ある程度の金を払いますよ。

今回のスペシャルゲストは、なんとU-zhaan。
みんな大好き「Takeda'」を、まさか生で聞ける時が来るとは…。
超有名人ゲストが来てくれるのも嬉しいだろうが、別な意味で超スペシャル。
タブラの生音を聞いたのも初めてだ。 あの音の感じ、出方、凄い興味がある。
パーカス専門の楽器屋に飛び込む勢いだ。

そうそう、鍵盤の子。 何て言ったか。 風味堂の子。
彼も非常に良かった。 基本全部ハモりで、レキシ特有のアドリブにも完全対応。
トークの掛け合いも完全対応。 凄いね彼。 良いよ。上手いよ。
風味堂も聴いてみようと思った次第。

あと、タイコの蹴鞠こと玉田クンも良いね。 
上手いのはもちろんなんだが、リズムのノリが好み。 
大して大げさなセットを組んでるわけじゃないんだが、やたら音が派手に聞こえる。
しかもキレがあるから聴いてて気持ちが良い。
なんつーか、「生」っぽい感じがバンっと出てる感じがするんだよな。
良いよ彼。 関係ないが、あどけない顔してるからまだ若いのかと思ったら結構いってんのな。

まあ、何にしてもご機嫌だった。
そうだなぁ、やはりこれ位の規模で見るが楽しいかな。
アリーナクラスで見るノリじゃないしな。

たぁだ、やはり席がツイテねえ。
首を捻ってばかりで以上に疲れた。
あと、座席が狭くてツライ。 殆ど動けねえ。 暑いしな。

やはり武道館は難しいな実際。








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# by jimi-hei | 2017-10-12 23:04 | 「 俺 音楽 」 | Comments(0)
2017年 10月 03日

釣瓶落としとロックボトム。

すっかり秋めいてきました。
空気が澄んだこの感じ、嫌いじゃないのです。
今年の夏は人生で一番キツい夏でしたので、こうして長袖を着て、
なんなら上着を持ち歩く気温は非常に助かります。

街の女性達も随分装いが変わりました。
やはり一枚多い事で、みなさん若干個性が出ています。
お洒落なんてものは分かりませんが、様々な色やカタチを見るのは好きです。
女性が、自分の身長や体型にあわせて服を重ねたり、
なんらかの自己主張を加えたりしている感じは、見ていて楽しいものです。

夏はどいつもこいつもオフショルばかりで、いい加減ウンザリでした。
どっちの肩を出そうが両肩だろうが、どちらでも良いのです。
本当、皆同じ服装。 それが安心なのだそうです。
最近の若者は自由を謳歌してますね。 

しかし陽が沈むのが早くなりましたね。
半月でもここまで変わるものなんですね。 分かってはいても驚きます。
まあ夜が長いのは嬉しいのですが、昼が短いのは不便ではあります。
基本、陽が暮れたら家に帰りたくなるタチなものでして。
何処かに出掛けたりしても、夕方になるとソワソワします。
ああ、そろそろ日が暮れる、帰らなきゃって。
繁華街や町中ではそうでもないのですが、
少しでもネイティブな場所だと、もう駄目ですね。 焦って。
山に陽が沈むのを見たりすると、寂しくて気が狂いそうになります。
これは多分、幼少期のトラウマのせいだと思うのですが。

年々、気温の変化に身体がついていかなくなる感じ、あります。
毎日身体の何処か痛む感じ、あります。 それも毎日場所が変わる。
老いって凄いですね。 10年後はどうなってしまうのでしょう。
いずれ緑色の便とか出るかもしれませんね。

便といえば、最近調子がよろしからずです。
ユルいのはいつもの事なのですが、気付いたら丸一日していない日がありました。
これは個人的にはかなりの出来事でして、記憶に残る事件でした。
とりわけ変わった日常を過ごしたわけではないので、
便意をもよおさない理由が分からなかったのです。

不安だったか? 

いえ、そこまでではなかったですね。
翌日に2日分出ましたから。 基本身体の仕組みが単純に出来ているもので。
ただ、「出ない日もある」ということは胸に刻んでおこうと思いました。

関係ないのですが、最近、腕時計がやた重く感じるのです。
会社に着いたらすぐに外している自分がいます。
これも初めての経験です。 邪魔で仕方がないのです。
いずれ無くしそうです。 自信があります。
自分のことは自分が一番良く分かってますから。
なら、するのを止めれば良いのですが、これが難しい。
先程の話にもどりますが、腕時計も装いの一つのパーツなものでして。
着る服によっては、せざるを得ないこともあるのです。

なにか、格好の良いこと言ってますかね?


さて、そろそろはじまります衆院選挙。
色んな意味で「面白そう」ですね。 大イベントです。
右も左もドッタンばったん大騒ぎ。 まさにジャパリパークです。
楽しいですねえ。 オモシロイですねえ。
出馬する輩はもちろん、いわゆる知識人の方々が何をノタマウのか。
アイツもコイツもどんな顔して唄いやがるのか。
刮目して待っておりますよ。

ええ。




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# by jimi-hei | 2017-10-03 23:09 | 「 俺 」 | Comments(0)
2017年 09月 27日

悪童

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TEAM NACS (森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉 洋、音尾琢真)
脚本:古沢良太 演出:マギー  美術:松井るみ 音楽:NAOTO 舞台監督:津田光正、荒 智司

全国8ヶ所53ステージ、さらに全国の劇場67館でライブ・ビューイング上映され、TOTAL過去最大の9万人を動員。

市役所勤務の西崎(音尾)は取り壊しが決まった廃墟にいた。かつては「レジャーセンター竜宮」として町一番の遊興施設だったが、今や見る影もない。
外にはパトカーが続々集結してくる。この建物には、友人で中学時代に卓球部で一緒だった吉村(戸次)が立てこもっており、西崎は吉村を退去するよう説得するためやって来たのだった。
吉村は退去の条件として、元卓球部のメンバー全員を集めるよう要求していた。かくして、サラリーマンになった元部長の紺野(森崎)、投資会社を営む元副部長の巻光(安田)、画家になった江口(大泉)が廃墟を訪ねてくる。
だが、吉村は一向に立てこもった理由を明かそうとしない。当時のあだ名で呼び合う彼らはやがて昔話に花を咲かせるが、それぞれが持つ記憶の断片をつなぎ合わせていったとき、ある過去が顔をのぞかせる。



いやぁ、オモシロイ。 面白かった。 流石はNACS。 安心クオリティ。
どこかの某有名監督の某作品とかに比べたら700倍オモシロイ。
やっぱ予算は関係ねえな。 マジで。

と思いきや、今作は外部から脚本、演出を呼んでるんだってな。
へえ、そういうこともするんだ。
まあね、流石にメンバー5人とも忙しすぎだから、これはまあ必然だったのかもしれん。
そう言われると、確かにいつもよりお話も演出もが洗練されている気もする。
灰汁が抜けてスマートになった感じか。

ただ、この「灰汁」がTEAM NACSっぽさでもあったんだがな。
リーダー色というか、なんというか。

まあ、色んな造り方を試しているかもしれませんね。15作も作ってんだから。
だとしたら今回は正解だった思います。

たった5人で、同じ場所で繰り広げられる物語。 
まさにこれぞ芝居の醍醐味。誤摩化しがきかんからね。
演技が上手いのはもちろん、5人それぞれが個々のキャラを魅力的に演じている。
大したもんだよ。 いや本当。

よくまあ、ここまで立派になられて…。

因に脚本の古沢良太って「キサラギ」とか「探偵はBARにいる」書いてた人なんだな。
なんとなく、あぁ成る程ねって感じだ。

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# by jimi-hei | 2017-09-27 23:01 | 「 俺 芝居 」 | Comments(0)
2017年 09月 10日

ドント・ブリーズ

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監督:フェデ・アルバレス
製作:サム・ライミ、ロブ・タパート、フェデ・アルバレス
製作総指揮:ネイサン・カヘイン
ジェーン・レビ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾバット、スティーブン・ラング



いやぁ、面白かった。怖えし。ジジイ怖えし。
いつも思うけど、予算のかかってない密室系作品って当たる時は当たるよな。
衝撃映像じゃなく、中身で怖がらす基本中の基本ホラー。
俺は、こういうの好きですわ。
場所がデトロイトの郊外ってのがまた、リアルっぽくて良いよな。
デトロイト知らねえけど。


調子に乗って盗みに入った若造達が、その家の主の盲目ジジイに返り討ちにあう話。
見えなくても超強い退役軍人のマッチョジジイ。
もうね、音をたよりに迫ってくる姿がゾンビにしか見えない。
姿を潜め、息を殺しジジイが通り過ぎるの震えて待っているノリは、まんまゾンビゲームです。

まあ、この辺りは割とオーソドックスな展開なんだが、話はそれでは終わらない。
このジジイがとんだクセ者で、イカレヤロウな訳で。

あと、あれだな犬だな。 やはりゾンビには犬がつきもの。
愛玩動物としての可愛いと怖いの2面性を持つ希有な生き物だ。
超怖えよ、犬。 大切だよ。 イヌ。


なんとも言えないシュールな後味も良いねえ。 この作品のテイスト丸出しだ。

たった88分の映画だが、観終わった後はクタクタだ。


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# by jimi-hei | 2017-09-10 18:54 | 「 俺 映画 」 | Comments(0)
2017年 09月 06日

「絡新婦の理」 京極夏彦

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理に巣喰うは最強の敵。京極堂、桜の森に佇つ。
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな――。 2つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作(おりさく)家創設の女学校に拠(よ)る美貌の堕天使と、血塗られた鑿(のみ)をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らせた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か? シリーズ第5弾。



いやぁ、やっと絡新婦だ。
大変だこりゃ。 こんなにぶっ通しで読んだことないからな。
もうね、長いのよ一作一作が。 伊達にレンガ本なんて言われてないのですよ。
ラノベだったら40冊分くらい読んだな。 うん。


と言うわけで、「絡新婦の理」。
ワタクシ的名作でございます。



「あなたが── 蜘蛛だったのですね」

この言葉で始まり、そして終わる今作は、此れ迄の京極作品の集大成ですね。
前作の暗さから一転、いきなり桜色でスタートします。
登場人物は女ばかり。 織作家の美人後家に、タイプの違う美人3姉妹。
そして末の娘が通うキリスト教系の全寮制、聖ベルナール女学院がメインの舞台。

オンナ オンナ オンナ。
これでもかってくらいだな。

展開も趣向を凝らし、珍しく冒頭から京極登場。 
桜花の下で犯人である蜘蛛と呼ばれる女性と向かい合い、そして語る。
だが、それはいつもの憑物落としではなく対等の会話。
いつものことだが、今回も京極は「人の死」を止めることは出来ませんでした。

事件が終われば、死体の山。
いくらなんでもヤリすぎです。 死にすぎです。 殺し過ぎです。

この時に言う京極の台詞は、読了後に再度読み返すと、
また感慨ひときわでございます。



目潰し魔と絞殺魔、現実に起こっている二つの連続殺人事件。
個々を調べて行く度に、別々の事件が何故か交差する。
広がり続ける謎と不可思議なリンクに翻弄されていくノリは、まさに京極ワールドの結晶ですな。
たぁだ、その繋がりマジックはこれが限界だと思います。
広がりすぎて 読者がついていけねえってのもあるが、
これ以上広げると物語としての興味の持続が続かん。
そういう意味で、丁度限界値なのではないでしょうか。絶妙なバランスです。


連続殺人犯以外にも、黒魔術、学校の七不思議、少女売春、黒い聖母の呪い、赤線、
そしてキリスト教にユダヤ教、カバラ等、いつもに増してネタ満載の今作だが、
特筆すべきは、特殊慰安施設協会「RAA」の話。

戦後、連合国軍兵士による日本人女性に対する強姦事件が予測されたため、
連合軍向けに設立された所謂「国営の慰安所」。それがRAA。
「日本女性の貞操を守る犠牲として愛国心のある女性」の名の元に5万人以上が集まったって話。
戦後間もない騒乱の中、もちろん食うに食われず止むを得ず志願した女性もいただろうが、
中には、「志」を持って自ら手を挙げた女性もいたことだろう。

この辺りの話は、戦後の急速な復興の中で歴史の歪みとして封印されてきた史実なんだろうな。
浅学非才の愚生には、ただただ想像することしか出来ませんが、
ただただ想像するだけでも胸が苦しくなる思いです。


何度も言うが、今作はとにかく女性がテーマ。

老いも若きも、美醜も賢愚も、とにかく女性の生き様を描いております。
登場する男はほとんど添え物。 連続殺人犯ですら刺身のつまみたいなものです。
女だらけのその世界に、多重に蜘蛛の糸を張り、そして
その中心で虎視眈々と獲物が掛かるのを狙っているのは誰なのか。

こういったシンプルなエンタメ要素を物語の根幹に据えた作品は、
百鬼夜行シリーズの中でも今作だけではないでしょうか。

まあ、正直いつものご都合主義な展開で幾つか細かい所が気になったりもしますが、
それはまあ、今更ですしね。それが作風ですし。
こんだけ続けて読んでるとどんどん気にならなくなっていきますよ。

長い長い物語ですが、読後にはスンナリとマスっと納まった感があります。
そしてあの桜色のイントロに繋がる展開は、何度読んでもジワり、と来るものがありますね。


ワタクシ的名作でございます。


因に、日本のメタルバンド「陰陽座」 の曲の中に、
この作品を歌った「桜花ノ理」って曲があるんだが、
これがね、もうね、良いのですよ。
もの凄くリンクするのですよ。曲も歌詞も歌声も。今作と。 ええ。



しかも、物語の続きを知っていると特にねぇ。



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# by jimi-hei | 2017-09-06 23:31 | 「 俺 読書 」 | Comments(0)
2017年 09月 04日

馬鹿バランスと夏色のジバンシー。

歩くんなら、急ぐのかスマホ見るのからどっちか決めろ。
バカヤロウ。

本当にウザい輩が満載だな。 満載君だな。
駄目な街だよ。


なに、前原が民進代表になって、大島が幹事長だって?
知らねえよバカヤロウ。
本当、何がしたいんだお前ら。いつまでもチンタラと。
方針一つ纏められない政党が、いつまで野党第一党とか言ってんだよ。
そもそも何でお前ら一緒にいるんだ?
理念が違うんだろう? 理念が違う奴とは組めないんだろう?
なら、そもそもお前ら自身が別れろよ。
さっさと左右に分裂しろっての。薄気味悪い輩だよ。
金と地位以外のことに少しは脳みそ使えよ。政治家先生よ。


しっかし、毎日毎日北朝鮮の話でウンザリだな。
まあ、よくアキもせずやってますよ。
滑稽なくらいですよ。 数字が取れるのかね。
何にしても良かったな、アベちゃんよ。
あのデブ、ナイスタイミングでミサイル飛ばしてくれてんな。

そうそう流行りの陸上配備型イージスあんじゃん。「イージス・アショア」。
名前はちょっと格好良いけど、見た目が非常に残念な奴。
1基700億円以上っていわれてる奴。
来年の予算に組み込んだが、ロシアの猛反発でなし崩しになりそうな奴。
来年から作っても完成するのは4〜5年後の奴。
扱いが難しいもんで陸自と海自が押し付け合ってる奴。
で、結局米軍スタッフをレンタルしなきゃならん奴。

あれってさ、何処に建設するつもりなんだろうな。
有事には速攻狙われるもんで近隣住民の建設反対は必至だよな。
原発並みだよな。


餓鬼みてえな「人気ユーチューバー」の詐欺紛いとか、
神戸市議が先月不正で4人も辞めてたとか、
ワールドカップ出場が決まった翌日の新聞誌の中で、
読売だけが1面にアベちゃん応援記事を載っけてたとかさぁ。

もう、これ以上頭の悪いニュースは勘弁してくれって話だ。

それでなくても、暑いんだか寒いんだか分からねえ日々が続いて、
体調のバランスが追いつかねえんだから
阿呆みたいことでイライラさせないでくださいよ。 

頼みますよ。


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# by jimi-hei | 2017-09-04 23:14 | 「 その他 」 | Comments(0)
2017年 09月 01日

「鉄鼠の檻」 京極夏彦

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忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。


坊主。 坊主と謂えば鼠。 鼠と謂えば坊主。
テーマは「禅」。
それも色んな意味でコッテコッテに「禅」。そして「悟り」。
今作は読む度に知識が補完され面白くなっていきますな。
最初に読んだ時は、一つも面白いとは思わなかったんだが。
こればかりは再読の理。ナンマンダブナンマンダブ。

特に私の宗派が禅宗なもんでして、
曹洞・臨済・黄檗、そして中国の北宗禅に南宗禅のウンチクは非常に楽しいし、
大いにためになりましたよ。 覚えきれねえけどな。


でお話。

舞台は雪積もる箱根の山中にある誰にも知られていない謎の禅寺。
前作が海だで、今回は山だ。
人界から隔離されたような場所を舞台にしたことで、必然的に密室空間が出来上がる。
結界だな。 色はやはり白と黒。

登場人物はいつものレギュラー陣以外は、基本坊主。
坊主だらけでヒロイン無し。 思い切りましたね。


「拙僧が殺めたのだ」で始まる連続坊主殺し。

衆人環視の中、旅館の庭に突然現れた座禅状態の坊主の死体。
寺の便所に頭から突っ込まれた坊主の死体。
その寺には、なぜか曹洞と臨済の坊主が入り混ざって修行している。

何だそりゃって話です。

あの坊主とこの坊主は、仲が良さそうだが宗派が違う。
その坊主とあそこの坊主は、宗派が同じだが意見が違う。

そもそもこの寺は何? お前ら何で此処にいる?

地味ぃな展開に、難解な台詞。



今作は、仏教禅宗の話なもんで興味深い言葉がいくつも出てきますわ。
ストーリーとは別に読んでて楽しい。そういう楽しみ方で言えば今作がシリーズNo1。

「宗教には神秘体験が必要不可欠。しかし神秘体験と云うのは絶対に個人的認識。どれ程凄い体験であろうとも、神秘は凡て個人の脳内で解決できてしまうもの。その神秘体験を何等かの説明体系を用いて個人から解き放ち、普遍的なものに置き換えると宗教が生まれる。つまり神秘を共有するために、凡ての宗教は「言葉」という道具を必要とする」

だが

「禅は個人的神秘体験を退け、言葉を否定する。禅で云う神秘体験とは神秘体験を凌駕した日常のことを指す。つまり数ある宗教の形の中で、殆ど唯一、生き乍らにして脳の呪縛から解き放たれようとする法が禅」


「禅は言葉では表現できないので、言葉使いの陰陽師は最初から負けている」


うん。面白れえ。
常時こんな感じで、話は進み次々と坊主が殺されていくわけだ。

本当、変な話だよ。

唯一坊主から外れる展開では、神出鬼没の歳をとらない赤い振り袖少女ってのが出てくる。
これもまあ、ネタっぽいっちゃネタっぽいんだが、
まあ、このモノクロワールドに色を添えてるために必要だわな。 赤いのが。
ある意味、この娘が一番恐い。 だって瞳が孔なんだぜ。
坊主自体は別段恐くないからな。

富樫の「ナニカ」は、この娘をパクったんじゃないかな。
違うか?


とにかく、今作はオチが妙に変わっていてな、他の作品ともちょいと違うノリだ。
一際浮いていますね。

はい。

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# by jimi-hei | 2017-09-01 23:25 | 「 俺 読書 」 | Comments(0)